鉄道模型ジオラマで水面をどのように作れば見映えがよくなるか悩んでいる人もいるでしょう。鉄道模型では川や海といった水面を表現したいこともよくあるからです。
最も簡単な方法は、ちょっと反則っぽいかもしれませんが、基盤上にそのまま塗料で青色に着色することです。水底を掘り下げる必要もなく、これで最も簡単に水を表現することができます。しかし、これはさすがに安っぽく見えてしまうかもしれません。また、水を表現したい大きな理由のひとつに、可能であれば周囲の風景をそこに映らせたい、反射させたいということがあるでしょう。基板上にそのまま青色塗料で着色することではこの目的は達成できません。
そこで、少し手間がかかりますが、流し込んだ後に透明になって固まるリアリスティックウォーターという樹脂を用いる方法があります。これは透明ですので、水を表現する際にはさきほどと同様に水底にまず青色系の塗料で着色する必要があります。また、液体を流し込みますから、ある程度水底を掘り下げるか、周囲を高くする必要もあります。実際には深さは数mmもあれば十分です。これを使えば、乾いた後は見事に水面に周囲の風景が反射するジオラマが完成します。